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COLUMN 不動産売却コラム

2025/07/31(木)

上水道の共同管の落とし穴とは?

こんにちは!旭川不動産売却専門店カウイエの本田です!

本日は、“戸建ての共有水道管の落とし穴”についてご紹介いたします!

一見問題なく見える住宅でも、いざ売却となると意外な“盲点”が浮上することがあります。特に注意したいのが、「上水道の共同管(共用引込管)」の存在です。これは複数の敷地や建物で1本の引込管を共有している状態で、売買トラブルの原因となりやすいポイントです。

少し難しいお話になるので初めに、“共同管について”お話しいたします。

“共同管”とは、道路の水道本管から1本の引込管を通じて2軒以上の建物に水を供給している配管のことです。古い住宅街や私道内の住宅、再建築不可物件などに多く見られます。

 

このときに起こりやすいトラブルとしては、

  • 買主からの敬遠・契約辞退

→「将来トラブルになりそう」「建て替え時に配管を移設しなければならない」などの理由で、買主が購入を見送ることがあります。

  • 給水トラブルの責任の所在が不明確

→漏水や断水時に、どちらかの所有者が修繕費用を負担するかでもめるケースがあります。

  • 水道局からの分離指導

→売却や建て替えのタイミングで「個別引込管にしなさい」と行政から指導されることがあります。費用としては数十万円~工事費用がかかる場合もあります。

 

これまでに起きたトラブル事例もご紹介します。

事例1:引込管が隣地を通過

 売却後に隣地との関係が悪化し「うちの敷地を掘るな」と言われ、修繕工事が難航。最終的に、道路から新たに引き直す費用を売主が一部負担することになった。

事例2:水道メーターが一つしかない

 使用料の按分や料金負担でトラブルが起き、長年の口約束が通用せず売却が白紙に。

様々なトラブルが起きています。

 

そのため、売却前にやっておくべきことをお伝えします。

・配管経路の確認

水道局で「配管図面(給水装置台帳)」を取得し、どのように引き込まれているかを把握しておきましょう。

・隣地所有者との合意文書

配管使用に関する覚書や承諾書を取り交わしておくと、買主への説明がスムーズになります。

・個別引込化の可否確認

道路や私道の構造によっては、新に引込管を設置できないケースもあるため、水道局や業者に事前相談をしてくと良いでしょう、

・重要事項説明書での明示

共同管であること、経路、トラブルリスク、現状維持前提などをきちんと説明することで、後のクレームや契約解除リスクを減らすことが出来ます。

 

このように共同管については今すぐ大きな問題がなくても、将来トラブルの火種になりやすい設備です。不動産売却の際は、私たち不動産業者に相談していただき一緒に解決していきましょう。

 

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